弥生の月、スラバヤの日々

MENKOIINDONESIA

2014年03月28日 14:52

三月に入り、新学期(後期)が始まると同時に、いろんなことが始まりました。人生の三分の二は学校と書物から離れない僕の人生は、たまに「ツマラナイ人生だな」と思う時もあります。機会があれば、どこかへ一人で旅行したいなと思うときがありました。しかし、結局その機会は、ほとんどありませんでした。時には、お金が少しあるとしても、仕事が忙しい。仕事が忙しくないとしても、今度はお金の方がありません。お金も時間も余裕があった時でも、今度は急な用事ができたり。人生はそういうものなのでしょうか。さて、今月の出来事を以下のようにまとめました。

第一週目
10ヶ月ほどの海外研修を終えた二人のあしなが育英会の学生たちが帰国するため、ジュアンダ国際空港(新)国際線へ行く機会がありました。車もバイクもない僕はどうやって空港へ行けばいよいでしょうか。交通機関の選択は二つしかありません。それは、バスかタクシーです。タクシーなら少し高いので、ジュアンダ空港専用バスに乗ることにしました。料金は2万ルピアです。出発点は、プラバヤバスターミナルですが、ワル市のGIANTスーパーの反対側の道路(駅切符売り場)からも乗ることができます。あそこは、バスのチェックポイントになっているので、プラバヤバスターミナルを出発した空港専用バスは必ずここに止まります。新国際線ターミナルまでの距離は、そんなに遠くないので、バスで30分弱です。空港実体はとてもきれいですが、ATMがまだ設置されていません(現在、3月下旬)。駐車場のところもまだ半分工事中です。ちなみに、この国際線の土地は海軍のものなので、空港の一部には、海軍の戦闘機などがあります。
 


第二週目 

名古屋大学大学院で助教授をしている友人が、17人の大学院生たちとともにスラバヤを訪れました。目的は、スラバヤ市とシドアルジョ市の発展事情とイスラム系の教育について調査を行うことだそうです。もちろんその友人と再会できたことはとても嬉しかったですが、さらに嬉しかったことは、スラバヤ市役所へ行って、リスマ市長と面会できたことでした。「時の人」として有名なリスマ市長を自分の目で拝見できることをとても楽しみにしていました。しかし、市長は多忙で一時間だけの講演を聴けただけでした。その後市長は、ジャカルタへ飛ばなければならなかったそうです。市長と一緒に写真を取ることはできなかったけれど、ナマで市長とお目にかかり、直接お話を聞くことができて大変嬉しかったです。もう一つ、大変嬉しいことがありました。我が校の学生が3名日本留学のための奨学金試験の面接に合格しました。去年、同奨学金で日本留学に行った学生は2名だったが、今年は3名ということは、年々勉強の成果が上々に上がるという証拠ではないでしょうか。
第三週目
日本劇論の授業を選択している学生たちと相談した結果、今年8月下旬にスラバヤ市内のCAK DURASIM記念館で演劇発表会を行うことにしました。発表予定の作品は、菊池寛の「父帰る」と太宰治「走れメロス」です。日本語とインドネシア語で発表するので、学生たちは練習するために、脚本を翻訳しています。発表会の日が近くなったらまたお知らせします。


第四週目
インドネシア人の大学生による日本人向け(日本語の)「2014年度スラバヤ観光地図」が出来上がりました!これは、おそらくインドネシア初かもしれません。このプロジェクトは先学期から始まり、今ようやく出来上がりました。目的としては、もちろん多くの日本人にスラバヤのことを知ってもらうことです。インドネシアとはバリ島だけではない、スラバヤにも面白いところが沢山あるので、是非遊びに来てくださいという気持ちで、3年生の学生たちとともにスラバヤ観光地図を作成しました。この観光地図は、来週から(4月上旬)在スラバヤ日本総領事館をはじめ、東ジャワ州日本人クラブ、スラバヤ市観光局、ジュアンダ空港、我が大学の日本研究学科に置く予定なので、興味のある日本人の方がいらっしゃったら、是非それぞれの機関及び施設にお問い合わせくださいませ。今回は2000部の配布です。よろしくお願いします。




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